2. ストレスが引き金になり下痢と便秘を繰り返す

下痢は便に含まれる水分が多くなりすぎて軟便や水様便となって出るものを指します。

病気が原因になっている下痢もありますが、ほとんどの場合には暴飲暴食や不規則な食生活、ストレス、体の冷えなどが原因となって起こっています。

便秘では改善に威力を発揮する食物繊維は、下痢の場合には消化が悪く、腸を刺激するので量を少なくします。

また、コーヒーやアルコール、炭酸飲料などの刺激物は禁止されます。
冷たい飲み物も食べ物も腸を刺激するので、温かいものをゆっくりと噛んで食べるようにします。

下痢の原因として最近注目されているものに過敏性大腸症候群があります。

消化器科受診の60%を占めるほど増えてきているのですが、ストレス性下痢とも呼ばれていて、
精神的なストレスによって自律神経の調整がうまくいかなくなり、大腸と直腸の間にあるS状結腸の収縮が低下します。
大腸では水分を吸収して、適度な硬さの便にしているわけですが、S状結腸の収縮が低下すると、まだ水分の多いままで便が通過して下痢になるというものです。

下痢になると腸内細菌の善玉菌も悪玉菌も排出されますが、悪玉菌は増殖しやすいので腸内細菌のバランスが崩れてしまいます。

悪玉菌は有害物質を多く作り出しこれを排出するので、再び下痢を起こすことになります。

過敏性大腸症候群は、下痢だけでなく、自律神経調整が乱れることで逆にS状結腸が収縮して便秘になる例もあります。

便秘になると悪玉菌が多くなり、作り出された有害物質で大腸が刺激される期間が長くなって、便秘のあとに下痢が起こることになります。

下痢によって腸内細菌のバランスが崩れることで便秘になり、また下痢になるといったように、便秘と下痢を繰り返すようになる人が多いのも、この過敏性大腸症候群の特徴です。

便秘と下痢では、食事の内容が異なるわけですが、過敏性大腸症候群では、そのときの状態によって食事を切り換えなければいけません。

過敏性大腸症候群になったら専門家の治療と栄養士による食事指導も必要となってきます。

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