10.  乳酸菌と乳酸菌生産物質との違い

◆ 乳酸菌

乳酸菌を飲用することにより得られる効果・効能については多くの企業がエビデンスを持ち、
その範囲のなかで『整腸作用』、『抗腫瘍』、『免疫賦活作用』、『美肌効果』などを
標榜しています。

多くの企業が、そのエビデンスに基づき、自社製品に、
上記の如き働きをする「有用成分」が含まれると、
声高に訴えます。

しかし、その多くは、
乳酸菌が発酵して産生する「乳酸」や
酪酸菌が発酵して産生する「酪酸」などの
菌の代謝物
により得られている効果・効能なのです。

すなわち、【菌】が【発酵】して得られる
菌が産生する代謝物
が重要であるということがわかってきました。

ほとんどの企業は、
研究の最初の段階で見つけた「代謝物」だけで充分な効果があったので、
「どの菌がより効果をあげるのか?」
「どの菌が他社に真似のできない独自の菌として特許やオリジナル性を確保できるのか?」
に注力してきたような気がします。

しかし、単一菌の行う効果は一応有用ではあっても、
症状が深刻な方々にとっては物足りない場合が多く、
まったく体感のないものと評価される場合も多いようなのです。

また、企業努力が、
「プラセボ効果程度に過ぎない効果・効能を、どうやって高評価に誘導するか」
に向けられているようにも思えます。

たとえば、直接的病名でもある「便秘」や、
「お腹の調子が悪い方に効果がある」というような表現を、
「毎日飲用することで得られるお腹のスッキリ感」や
「毎日のお通じをサポート」などと、
言い換えています。

これは、薬事法によるグレーゾーンを、
法に触れることのない『美味しいもの』という範疇に入れるための
企業努力と言えなくもありません。

勿論、美味しいことは悪いことではありませんが、
そもそも乳酸菌の多くには美味しく飲もうとすれば、
「酸味が強いので、必然的に使用する砂糖の量は増えてしまう」
という問題があります。

※ちなみに乳飲料品メーカーC社が自社のHPにも記載している乳飲料は、
コップ1杯(原液30ml+水120ml)中に砂糖16gを含んでいます。
これは、喫茶店に置いてあるスティックシュガー(3g程度)5本分以上です。

コーヒーを飲むときに砂糖を5本も入れる人はほとんどいないのに、
子供が飲むジュースには砂糖を5本も入れて、
美味しいから「毎日飲んでください」と言っているのです。

また、乳酸菌の売り(訴求ポイント)が、
乳酸菌の数だったり、他社にない独自の乳酸菌の種類だったり、
などになってきているのが現状です。

乳酸菌の数の理論で訴求している製品は当初、
5000万個の乳酸菌とか数百万個の世界でしたが、
この頃は一箱あたり1億個の乳酸菌が入っているなんて表現は少なすぎて、
100億個とか1袋に1兆個と記載されているものもあるようなのです。

数多く入れることが本当に正しい姿や形であると言えるのか、はなはだ疑問です。

さらに多くの購入者に、意図的に、
サプリメントに入っている乳酸菌は生きていて、
体の中で、その乳酸菌が増える

と勘違いさせているような気もします。

このような状況下では、
消費者は、
乳酸菌はどの種類のものを、
どの程度の量、
どのような形で、
摂取すべきか、
よくわからないと思います。

 

◆乳酸菌生産物質

乳酸菌などは発酵という現象を起こすことができ、
その結果として発酵産物を産生します。

その産生物質は、生菌がもつ効果効能を遥かに上回る力を秘めています。
これが乳酸菌生産物質です。

この乳酸菌生産物質のカテゴリーに入るのが、眞に「天然美通」です。

天然美通を生産する場合には多くの菌の発酵現象により、
菌の代謝物(たとえば酪酸菌は酪酸を産生)が独特の臭いや味を醸し出すことになり、
得られる原料である生産物質エキスは、決して美味しいものではありません。

これを無味無臭にしようとすると、
人の手が発酵現象を妨げることになり、満足な発酵産物が得られません。

一般に、乳酸菌生産物質は、
大豆、豆乳、黒砂糖などの培地を、
スターターとなる菌を用いて、
水を加えて発酵させることにより、
生産します。

これらが腐敗せずに菌のペースで最後まで発酵させると、
得られる発酵エキスが、最終的に産生物質が豊富に入ったものになります

この最終段階の判断は、
様々な方法で条件を変更しても、
それ以上エキスのペーハーが下がらない状態
(即ち、発酵が進まない状況)
をいうのではないかと思っています。

すなわち、天然美通の生産に際しては、
もうこれ以上発酵しないという段階まで発酵を継続します。

 

◆天然美通

天然美通は、
菌(選び抜かれた有胞子性乳酸菌)や
培地(国産、有機栽培、無化学肥料)や
水(国産、非加熱の天然水)を用い、
菌の発酵を一切人が妨げないというシバリの中で抽出したエキスを粉末加工したものです。

スタート時には、菌が介在しますが、
最終的な製品(原液エキスおよびエキス末)には菌は入っておりません。

つまり菌の代謝物、産生物質ということになります。

天然美通の効果・効能に関してはエビデンスを持ち得ていませんが、
乳酸菌以上にハッキリとメリハリのある体調変化を体感できます。

つまり、体感が非常に高く早いという特徴があり、
この優れた体感が再購入率の高さに繋がっています。

天然美通自体は、独特の発酵臭がありますが、カプセル化または顆粒化にすることで、
臭いの問題はほぼクリアされています。

また顆粒にする場合は添加する内容によっては、

美味しいサプリメントに仕上げることは可能ですが、
美味しさ=甘さ=余計な糖分ということにも成りかねません。

ですから、天然美通においては、
原液エキスに人が手を加えて美味しく仕上げるとか、
まだ発酵が続いているのにそれを途中で止めてしまうとか、
水などで希釈して臭いを軽減させるとか
の処理を一切行わず、
長い時間をかけて発酵・熟成させて抽出しています。

それをデキストリンまたはサイクロデキストリン(環状オリゴ糖)などを用いて
微粉末に加工(スプレードライ方式)させたものがエキス末なのです。

 

話は代わりますが、天然美通は
『整腸作用』、『抗腫瘍』、『免疫賦活作用』、『美肌効果』を
持っていると言えます。
しかも乳酸菌で得られるレベルをはるかに超えた体感があります。

ただし、これはエビデンスによるものではなく、
体験者の声という不確定な実証に基づいたものになっています。

 

 

●まとめ

 

乳酸菌製品は、

①「美味しい」を優先させている
② 乳酸菌の数がものすごく多いということで訴求
③ 大手のブランド力を用い、独自の乳酸菌で優位性を強調
④ 価格が安いことで気軽に試すことができる
⑤ 知名度が高く、わかりやすい
(訴求力としては、エキス末に比べとても高い)
⑥ エビデンスは、各社でいろいろ取得している
(信用度・信頼度は高いと言える)
⑦ 効果・効能が本当にあるかどうかは、プラセボ効果を含めて不明

これに対して、天然美通は、

① 菌たちの発酵に委ねて、そのままの臭いと味にしており、美味しいは優先していない
(糖分過多等の問題がない。美味しくないが安心の無添加物)
② 菌そのものではなく、菌が長期発酵によって産生した物質の効果・効能が特徴
(「乳酸」、「酪酸」、「プロピオン酸」、「γ-アミノ酪酸」など)
③ 中小企業が多いのでテレビやマスコミへのPRができず、一般的に知名度が低い
(それでも、「腸」に関連する健康食品に興味のある方には根強い人気)
④ 価格はまちまちだが、乳酸菌に比べて高い
(製造工程と製造期間の違いが価格に反映されてしまっている)
⑤ 知名度はやっと上がってきたが、まだまだわかりにくい
(訴求は腸内環境改善に伴う体感が高いこと、説明よりも実感優先者多い)
⑥ エビデンスは、乳酸菌と同様に取得しているメーカーは多々あり
(天然美通(原料エキス)もエビデンス(動物実験)あり)
⑦ 効果・効能が本当にあるかどうかについて
(美味しくなくても、臭いがあってもリピーターが多いのは、
体感(効果・効能)が比較的早く出現したという現状があるため)

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