9.  乳酸菌に関連する機能性食品の作用機構



食品には、
栄養機能(一次機能)、
風味・嗜好機能(二次機能)、
疾病予防などの体調調節機能(三次機能)、
があります。

 

「体調調節機能」としては、
生体防御(アレルギ-低減化、免疫賦活等)、
疾病予防と回復(高血圧、糖尿病予防、先天性代謝異常予防等)、
体調リズムの調節(神経系調節、 消化機能調節、内分泌系調節等)、
老化抑制(過酸化脂質生成抑制等)、
などの作用があげられます。

体調調節機能をもった食品は機能性食品と呼ばれ、
その作用メカニズムの観点から、
プロバイオティクス(probiotics)、
プレバイオティクス(prebiotics)、
バイオジェニックス(biogenics)、
の3つに分けられます(図)。

 

◆プロバイオティクスとは?
プロバイオティクスとは、
「消化管内の細菌叢を改善し、宿主に有益な作用をもたらしうる有用な微生物と、それらの増殖促進物質」のことです。

つまりプロバイオティクス機能を持つ微生物を摂取すると、
それが消化管内(口腔内や腸内)のフローラ(細菌叢)に作用し、
フローラの健常化をはかりながら、
疾病の予防、改善を行う、
というものです。
(※日本プロバイオティクス学会による記載)

 

◆プレバイオティクスとは?

プレバイオティクスとは、
腸内有用菌の増殖を助け、
健康に役立つものをいい、
食物繊維や難消化性オリゴ糖などがよく利用されています。

難消化性オリゴ糖は人の体によっては消化されにくく、
ビフィズス菌の増殖を助けるとされています。

 

◆プロバイオティクスとプレバイオティクスの特性を
両方併せたものをシンバイオティクスと言いいます。

なお、「シン」は一緒にの意味です。

 

●天然美通に関しては、バイオジェニックスの領域となります。  

★バイオジェニックスとは?

そもそもこれらの名称は、すべて近代の先生方が独自発想で命名したものがほとんどなのですが、
バイオジェニックスという名称は、東京大学の名誉教授光岡知足先生が提唱しております。

光岡先生の文献による定義では、
直接、あるいは腸内フローラを介して、
「免疫賦活、
コレステロール低下作用、
血圧降下作用、
整腸作用、
抗腫瘍効果、
抗血栓、
造血作用などの
生体調節・生体防御・疾病予防・回復・老化制御などに働く食品成分」
と説明されています。

天然美通(乳酸菌熟成エキス)のカテゴリーとしては、
このバイオジェニックスが一番近いと言えます。

 

最高の発酵食品<醍醐>

 

乳酸菌熟成エキスには腸内環境を整えて心身を健康に導く
絶大な効果が秘められていると考えられます。

田中保郎医師

 

 

 

原始仏教の「大般涅槃経」という教典で、
乳製品の発酵食品には「五味」として
「乳」「酪」「生酥」「熟酥」「醍醐」の
五段階の味があると紹介されています。

これは、発酵の段階によって分類されており、
現代の食品で考えると、
乳は原料となる牛乳、
酪はヨーグルト、
生酥はチーズ、
熟酥はブルーチーズ
に該当すると考えられます。

 

そして、最もおいしく、全ての病気を治す優れた健康食とされているのが、
熟成の最も進んだ醍醐(だいご)なのです。

乳酸菌熟成エキスは、大豆を使って醍醐を再現した食品といえます。

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